緊急事態宣言中の山梨は、鎖国政策を取った。
「今はまだ、山梨に来ないで」宣言の発令。
1 苦渋の決断ながら、県及び市町村は、公共施設や道の駅をはじめとして観光施設を閉鎖し、全力で感染症予防対策に取り組んでおり、観光・レジャー目的での本県への来訪は、お断りします。
2 どうしても、やむを得ない事情で来訪される場合であっても、山梨県民と同様、原則として外出しないよう強く要請します。
富士急ハイランドはもちろん、レジャー施設は軒並み閉鎖。
富士河口湖町では町営の駐車場すべてにバリケードが設けられた。
何故か、広々とした公園施設もすべて閉鎖されて中に入れなくなった。
観光客を呼び込まないための措置。
富士河口湖町は観光によって支えられえている町である。観光しか産業が無いと言っていい。その産業が停止した。
観光客は激減した。
観光宿泊という存在しない需要に対して、サービスを提供するホテル達。飲食店。レジャー施設はそもそも営業許可すら与えられていない。
今年は富士登山も禁止になってしまった。
こういう厳しい状況に対して、山梨や町独自の支援があるかというと、特に何も無い。
驚くべきことに、緊急事態宣言が解除されたにもかかわらず、営業中止措置は続いたままだ。まあ、別に開店しても客は来ないんだから、開けてようが開けてまいが対して変わらないのかもしれないが。
湖畔に並ぶホテルの駐車場は閑散としていて、電気がついていない。営業しているのかも定かではない。
ホテルが出資金や自己資金だけで経営していることはまず無い。BSには多額の借入金が張り付いているはず。その利子と返済だけでかなりの金額になることは間違いない。10億円借りていたら、3%の利子だけで年間3千万円。一月に300万円。
確実に言えることがある。
数カ月後にはホテルの倒産ラッシュが始まる。
そうでなくても、財務状況が悪化したホテルの身売りが始まる。
これから数年後に観光業がかつてのように戻ってくるのかはわからない。もう、二度と戻ってこないのかもしれない。
僕個人は戻ると考えている。中流階級のアジア人は今後も増え続ける。
バーチャルだけで人の遊びたい欲求が満たされるわけじゃない。
リアルな土地に足を運んで、リアルで経験する娯楽は、割合は少なくなるけど残り続ける。
そして、バーチャルに移行する割合以上に、旅して遊びたい中流階級のアジア人は増える。
もし、そう信じれるなら、これからホテルの大バーゲンセールが始まる。
地元民には自分達で自分達を買い支える資力はない。
誰がこれを買うのかな?やっぱり中国人かな?
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