CASHを稼ぐ

経営のこと

なんだかんだ言って、やっぱCASH稼がないと始まらない。

事業の正当性の証明は、いかにCASHを稼げるかだよね。

もらうCASH と、そのCASHを得るために必要な消費の差分が利益。

情報商材系とか、詐欺で利益を得ている人たちもいて、

一概に稼ぐCASHの量だけで評価するのは危険ではあるけど、

それでもやはり、手元にCASHを残せる力が事業の強さであることは間違いない。

事業を客観的にみて、使ってる金以上に稼げなきゃ、

その事業をやっている意味はないわけですわ。

シンプルに赤字の活動では付加価値を生み出してないから。



金を借りてくるのも同じ。

金を借りれば一時的に使えるCASHは増える。

その時には、少し自由になった気持ちになる。

すぐ後に返済が待ってる。

金を返せるだけのCASHを稼げなければ待っているのは地獄。

コロナ融資で、一時的にお金が入ってきた中小企業は多い。

その中には、稼ぐ力が今でも戻ってない企業がたくさんある。

そういう会社がこれからどんどん潰れていく。



出資を受けて、大きなお金を調達してくる人たちもいる。

それはそれですごい。

誰かに、それだけの価値や可能性があると認めさせたわけだから。

でも、その出資金を溶かし切る前に、CASHを稼げることを証明しなければならない。

いくら大きな出資金を得ても、稼げる事業を作れなければ、

何ら価値を生み出しているとは言えない。


CASHを稼げれば、人を増やせる。

CASHを稼げれば、もっといろんなことに挑戦できる。

CASHを稼げれば、もっと大きなことができる。

CASHを稼げれば、もっと自由になる。


潰れそうな会社に入って、またしても自分を切り売りして日銭を稼いで、実感した。

CASH稼げなきゃダメですわ。

CASH稼ぐことにもっと貪欲にならないとダメ。

それはつまり、基本の考え方として、儲かる仕事に注力する、ということ。

めちゃめちゃ儲かる仕事をやるから、サービスを拡大できるし、

社員には十分な給料を払って、満足のいく福利厚生も提供できるようになる。

仕事してるとついつい、自分の趣味が入ってきちゃう。

それはダメ。

例えば、飲食店でランチ営業を根性論で頑張ること。
客はあんまり来ないし、いくら売っても利益率は低い。
頑張ってビラ配りしてきたところで、費用対効果に見合うのか微妙。
もちろんこれから回復してくると思ってるからやっているのだけど、
そんなに無理して頑張る必要はない。

例えば、香港からニッチな商品の輸入手伝いをする仕事。
その業界ではシェアNo1かNo2だったかも知れないけど、もうこれ以上スケールする見込みがない。稼ぎだって少なくて、せいぜい働いた分の人件費を賄える程度。
自分で作ったってだけで、バイトの仕事をしているのと変わらない。
付加価値がほぼゼロ。

例えば、値下げ競争を頑張ってとってくるお掃除の仕事。
それ、別に安い値段で提供しようっていう競合他社がいるなら譲れば良い。
身を削って、付加価値がわずかな領域に踏み込む必要はない。
そういう価格競争に巻き込まれる仕事をするくらいなら、
何か別の価値を加えて、高い値段で売れるサービスを作った方がいい。

例えば、ゴミだけど売れるようなものをメルカリで売ること。
施設を整理していると、これまだ売れるんじゃない?というものを見つけたりする。
確かにいくらかの値段で売れるには売れるんだろう。
でも、その商品を持って帰る手間、売れる状態に磨く手間、綺麗に撮影する手間、メルカリで商品の説明を書く手間、梱包する手間、発送する手間。
諸々を考えたら、さっさと捨ててしまった方が、貴重な労働時間を節約できて、ずっと経済的ってことは多々ある。
趣味でやる分にはいいけど、仕事でやっちゃいけない。

事業をするからには、

付加価値のない、または低い活動は極力減らして、

付加価値の高い仕事に注力しないと、

頑張っても頑張っても、いつまで経っても先に進めないってことが、

往々にして発生する。

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