補助金を申請するなら早く出せ

経営のこと

何事も、早く動いた人が最もリスクが高く、最も利益を得る可能性がある。


ファーストペンギンになれ。

ということはビジネス界では良く言われる。

一匹目が海に飛び込むと、後のペンギンは続々と後に続く。

一匹目が飛び込むまでみんな随分と長い間ためらう。

一匹目はシャチに食べられてしまうかもしれない。

しかし、魚を食べれるチャンスも大きい。

何より大勢を先導するという名誉を得られる。

先行者利益という言葉もある。


これは、ビジネスの世界では当たり前であるが、

ビジネス以外でも通用する格言。




僕は、小学校の時、誰よりも給食を早く食べた。

5分かからずに全部食べきった。

これによって、休んだ人が食べるはずだった余った給食をもらい、2食分食べることができた。

おかげで周りよりも大きくなった。

そのため、いじめっ子も撃退して快適な子供時代を過ごせた。

比較的裕福な家庭で育った僕が、沢山食べてしまっていたことに、

今更、日々反省している。

当時は気づかなかった。

田舎の公立学校には、食事を食べるのにも困っている貧乏な家庭が沢山あったということに。


日本に帰国して以来、補助金を申請しまくって、

補助金も早く動いたもん勝ちだということがよくわかった。

素晴らしく完成度の高い事業計画を作って出そうと時間をかけて、

やるべきことを後手後手にしがちだが、

全くもって間違い。

なぜなら、早く出せば、受かる可能性が高くなり、もらえる金額も増える、から。



新しく出た補助金は制度が整っていない。

早く出したほうが審査が甘く、受かりやすい。

最初に通した事業者の例を教訓として、補助金はだんだん細かいルールが追加される。

こうした追加ルールにより、補助対象となる資金使途も狭まり、自由度が減る。

尚且つ、金額的にも制限をつけられることが多く、受け取れる額も減る。

そして、後になればなるほど、眺めていた後ろのペンギン達も飛び込んでくる。

そうすると競争率が高くなってしまい、受かる可能性が更に下がる。

審査する方は厳しくなり、審査される方も多くなる。

ジリ貧の状況。


だから、見切り発車で突き進む。

行き詰まったら、方向転換して、更に突き進む。

これがビジネスの鉄則だし、

補助金にも当てはまるのである。

さっさと仕事しよう。





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