役所に申請する書類の複雑さよ

不動産業のこと

農地付き古民家を買った。

我々は農業従事者ではないので、農地はそのままでは買えない。

なので、農地転用をする必要がある。

農地転用を司法書士に頼むとそれなりの費用がかかる。

およそ20万円くらいだったと思う。

この農地転用に必要な書類作業は僕なら10時間もかからない。

残念ながら、今の僕の時間価値は時給2万円よりも小さい。

だから自分で農地転用申請をした。

1ヶ月ぐらいかかって農地転用の許可が降りたら、ようやく不動産登記ができる。

これも司法書士に頼むと10万円程度かかるのだけど、

司法書士よりも時間価値の低い僕は自分でやった。


書類作業は得意だからいい。

しかし、不動産登記くらい、ネットをみて書類作成できてしかるべきではないだろうか。

不動産登記相談を予約して細かくご指導頂かなければ、全くの無理ゲー。

細かい書き方のルールが馬鹿馬鹿しすぎて笑える。

それが不動産登記。


以下、申請書を作成するにあたり、役所の法律担当の方からご指導を受けた内容。

・お金を払った日を申請書原因とすること。
・代理権限証明情報とは委任状のこと。 
・印鑑証明書が必要なのは売主だけ。売主は住民票を添付必要ない。
・住所証明情報は、買主だけが必要で、住所を証明するもの。買主が法人であれば、法人番号を伝えれば良い。
・申請日 は 空欄 当日出しに行く時に記載すること。
・課税価格は、評価証明書の評価額を合計して、一千円未満を切り捨て。
・登録免許税 土地、建物それぞれについて切り捨てずに書く。
       合計は百円位以下を切り捨てる。なにこのルール。
・登記申請書の捨印は代理人のもので良い。

・農地があると売買契約書を添付できないので、登記原因証明情報を出す。
・登記原因照明情報の日付は、代金を受領した日である。捨印を2つ押す。
・委任状はお金を払った日付にする。捨印を2つ押す。日付が色々あってややこしい。

書類の綴り方について
順番が決められている。

1 申請書
2 白紙のA4コピー用紙 収入印紙を貼るため 
3 登記原因証明情報
4 委任状
5 売主 印鑑証明書
6 農地法5条コピー   下に「上記は原本の写しに相違がない 代理人名 ハンコ」と書かないとだめ   
7 固定資産税評価証明書

これらを左側2箇所でホチキスで止めなさい(という指導を真面目に受ける。)

コピーの原本も出す。これは帰ってくる。

登記識別情報もコピーをとる。 コピーを封筒に入れて封印する。
封筒の表に登記識別情報在中 代理人名 所有権移転 と3行で書き、原本は自分で持ってること(という指導を真面目に受ける。)

登記申請書の代理人の名前の隣に認めのハンコを押す。

タイトルの右にも代理人のハンコを押す。捨印として。

1枚目ホチキスの境目に割印を押す。

収入印紙には消印をしてはいけない。そのままで提出する。




ちゃんと言いつけ通りに作成して、一発で登記できましたよ。

でもさ、これ毎日やってるような人じゃなきゃ絶対忘れちゃう。

なんとかなんないのかな。




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