Mt.Fujiイノベーションキャンプで、センター長賞をもらって、山形県に行った。
山形県には、山形大学があり、
そこには、アントレプレナーシップ開発センターという組織がある。
NEC出身の小野寺先生が率いている組織で、
起業家育成的な活動をやっているらしい。
田舎にいながら、結構な実績を出している組織らしかった。
小野寺先生に改めてお会いして、まず始めに思ったことは、
素晴らしい推進力とツナグチカラをお持ちだな、ということ。
何も考えずにボケーっと行ったら、
そこには山形県から全国で活躍されている建築会社クリエイト礼文(ユニテ)の社長さんがいた。
そして、僕の事業とマッチングする席を設けてくれていた。
なんか、凄い。
週末は、芋煮会に参加させてもらい、
そのあとは、ユニテが開発しようとしている蔵王に行った。
蔵王という地名を聞いたのは初めてだった。
申し訳ないけど、山形県に思いを馳せたことは人生でたぶん1度か2度しかない。
ましてや、蔵王という名前は聞いたこともない。
そこは、冬の観光地であるらしかった。
豪雪地帯にスキー場と温泉、そして樹氷がある場所。
それが蔵王。
そこは、静かに年をとって老朽化した観光地だった。
今回、山梨を出て、他の田舎に行ってみて思ったことは、
観光地化するためのお金も人も集まっていなくて、
まだ何も準備ができていないんだな、ということだった。
僕の地元は、東京から近く、全国でも有数の観光地で、
外国人観光客の押し寄せる波を肌で感じている。
しかし、波は必ずしも全国均一に展開しているわけではなく、
局所的なものらしかった。
これから、日本の経済は厳しい。
特に人口減少が与える都市や町の衰退は、目も当てられないものになっていく。
2極化が生まれると僕は予想する。
繁栄する地 と 衰退する地
その差は何か、
観光地かどうか。
蔵王が観光地として外国人に受け入れられるのならば、
ニセコほどは望むべくもないとしても、
そこからあぶれた物好きが集まる地くらいにはなるかもしれない。
不動産の価値を評価する尺度は、
住む価値ではなく、
観光として利用されるか否か。
そういった目線で見ると、
誰も見向きもしないような中古物件が、
途端にダイヤの原石になりうる。
蔵王はダイヤの原石かもしれないし、ただの石かもしれない。
人を惹きつける何かがあれば、そこに人はくる。
惹きつける何かをガムシャラに作る。
マジで、もう田舎の日本人が生きる道はそこしかない。
僕は、蔵王にまた戻ってきたいと思った。
今度は冬に行ってみよう。
そして、近い将来進出したい。
それまでに自分のサービスの作り込みをもっとする。
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