ソフトバンク ガラケー 830Pを修理した

IT、デジタル系のこと

香港に行く前に使っていたケータイの修理 第二弾。

なぜ、そんな古いケータイを修理しようとしているのか?

中にどんなデータが入っているのか気になるっていうのもあるけど、

何よりケータイをこちょこちょ分解して、修理するの、楽しい。

ソフトバンク 830Pは、2008年に発売されたガラケーである。

確か当時、0円ケータイとして売られていた。

電話を契約すればタダでもらえるケータイ。

でも薄くて持ち運び安くて、必要な機能は揃っていて、

今でもデザイン的に優れていると思う。

4Gさえ使えれば僕はこれを仕事用として使いたかった。

こういう丈夫な感じのケータイ欲しい。

iphoneが世界を変えすぎて、

ガラケー的デザインのスマホが存在しなくなってしまったのは寂しい。

充電器に繋げた瞬間、

一瞬赤いランプが点灯した。

そして、消え、二度と付くことがなかった。

このケータイは、解体が難しかった。

デザイン性を重視しているため、解体がもう謎解きパズル。

参考になる情報はこのだけ。

スマホ・データお助け隊 【画面映らない】830p 携帯電話 2020年10月25日

まずY字ドライバーが必要。

iphone用の0.6ではサイズが合わなかった。

少し大きいDS用のがちょうど良い。

記事にも書いてある通り、解体するためには両面テープでガチガチに固定された、

2つのパーツを取り外す必要がある。

これはドライヤーで温め粘着性を無くした後、

丁寧に剥がすことが必要だった。

どこがどうなってるのか手探りの中で解体したので、

必要ないところまで剥がしてボロボロになったケータイ。

電源を復活させ、データを抽出することが目的なのでこれでもいいけど、

僕が修理屋さんで、お客さんのケータイだったらブチ切れられるだろう。

やっぱこういうのって、何度も繰り返して身につけて熟練度、

道具、そして、経験がとても大事。

iphoneも一回解体して、組み立てる経験ができれば、僕は修理屋さんになれる。

ネット上には830Pの電源入らなくなるトラブルがいくつも投稿されていた。

なので、故障のあたりはついていた。

ガラケーの上と下の接続部分にはケーブルが通っていて、

何度もパカパカするとこの部分が損傷するらしい。

なのでそこのパーツを取り替えれば直るはず。

そのためには臓器移植をしてくれる生贄が必要。

メルカリで2台900円(送料込)で購入。

この子はマーケットで価値がないらしい。

メルカリやヤフオクのおかげで、僕はできることが増えた。

こんな古いケータイは普通手に入れることができず、昔は諦めるしかなかった。

ちなみにこのケータイ、初期化すらされていなくてアドレス帳やメールがそのまんま残っていた。

おそらく、中小企業が業務用に保有していたケータイを、社員の誰か、または、社長の親族あたりがお小遣い稼ぎのために出品したものだと思われる。

あまり経営がうまくいっていないのではないかと少し心配になった。

そのせいでこの子は、まだ記憶も残っている状態で臓器移植に売られてしまったのだ。

ケータイの中にはUSIMがそのまんま入っていた。

USIMはヤフオクで350円くらいで売ることができる。

中に入っていたUSIMを売るだけで、購入金額ほぼを回収することができる。

2回目の解体は経験値が溜まっているので超スムーズ。かつ美しい。

臓器が分離できた。

これを僕のケータイに移植して、組み立て直す。

電源がついた。この瞬間がめちゃめちゃ気持ちいい。

この後は、他のガラケーと同じ。

microSDでバックアップをとって、

Windowsの古いOSでメールの形式をvmgからmboxに変換する。

そしてmailでデータを取り込む。

データを取った後は、初期化して、バキバキにぶっ壊して捨てる。

その瞬間も最高に気持ちい。

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