GoToトラベルが停止している中、コロナを抑えられている都道府県には、
国から別途助成がでて、各都道府県独自の取組が打てるようになっていると聞いた。
山梨県は、山梨県民だけが利用できる「やまなしグリーン・ゾーン宿泊割り」という施策を行っている。
現在、予約可能期間は2021年8月31日まで。
対象の宿泊は2021年12月31日まで。
宿泊代金が1人1泊あたり10,000円以上で 1人1泊あたり5,000円割引
宿泊代金が1人1泊あたり5,000円以上で1人1泊あたり2,500円割引
に加えて、
1人1泊あたり一律2,000円(1,000円券×2枚)の地域限定クーポン券が付与される。
宿泊代金の35%割引と、15%のクーポン付きだったGoToトラベルと非常によく似た施策であるが、山梨県内の宿泊施設が対象で、山梨県民だけが利用できるという地域限定である点が異なる。
この施策が行われるのは2度目で、前回は20000円以上で1人1泊あたり10000円割引もあったのだが、今回はこの金額の割引はなくなった。
オーベルジュマーメイドは20000円という価格設定がマッチしていたこともあり、一回目には多くの山梨県民が来てくれた。
先日、割引代金の振り込みも行われたので、山梨県の事務処理スピードも決して遅くなく、非常に機動的で良い施策であると思う。
ただ、二回目は全然集客が伸びていない。
段階的な割引である点が、プランを考える上で難しいところ。
一律何%であれば、価格設定は柔軟にできるが、
段階的割引の場合、10000円/人または5000円/人の場合に、割引率50%と最も安くなる。そして、価格が安ければ安いほど、クーポン2000円分が効いて実質負担額が少なくなる。
クーポンを提供できる最低宿泊価格が5000円なので、
5000円/人の宿泊プランを打ち出して、2500円キャッシュバック、なおかつ20000円のクーポン支給という立て付けにするのが、最も高率がよい。
この場合、お客さんの実質負担はたったの500円になる。
500円で宿泊施設に泊まれるなら、もうほぼタダみたいなものである。
特に集客が難しい時期はこうしたプランを売ることで、経営の下支えになってくれるかもしれない。
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