保険っていうギャンブルをやる人たち

日々考えていること

周りの人達をみていて、保険に盲目的に入っているヒトが多すぎると思った。

生命保険、医療保険、自動車保険などなど

保険は当然入るものだと、誰か(大抵はちょっとした知り合いの販売員とか父母とか親族)に言われて契約させられている。

保険って、あなたの人生に必要?

それに払っている月1万、2万、数万円のお金、

別のことに使えばどれだけ生活が豊かになるか。

お金を貯めておけば、万が一の時にも対応できる。

保険料として払っちゃったら使えない。

最近、くだらない保険に入っているヒト達に真実を教えて解約させてあげた。

いかに保険会社の社員の給料高いか、ということ。その金はどこから来てると思う?

もうそれだけで、解約する理由としては十分。


妊娠出産のため保険に入っていた女性

どう販売員に言いくるめられたのか知らないけど、

近いうちに妊娠出産をしたいと思っている女性は、

出産時の40万円の給付金が、民間の医療保険に入らなければもらえないと思っていた。

国の社会保障制度について無知なヒトは多い。

保険なんてなくても出産時の給付はもらえるよと教えたら、その女性は月々1万円の保険を即解約した。


医療保険に入っているおばさん

万が一のとき、病院に行くためにと医療保険に入っている。

でも、そもそも健康保険に日本国民は入っているわけです。

健康保険で何がカバーされるか知ってる?

働き者たちに税金という形で負担を強いている日本の素晴らしい健康保険は、

外国人からしたらそれだけで移住したいくらい魅力的なものなのです。

僕も中国人の友人から相談されたことがある。

健康保険に入りたいから、日本に移住したいのだと。

まず、医療費の3割しか負担しなくていい。

でも、重病になって働けなくなったらどうするの?

高額療養費の払い戻しって制度があるんです。

自己負担の金額には、収入に応じて限度が設けられているんです。

ガンになったって、大丈夫なんです。

ガン保険は保険料を払わずにそのぶん貯金していたヒトには要らないんです。

高額な医療費を支払ったとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会

もうすでに最高の保険に入っているのに、これ以上何に入る必要があるのだろう?

ようは搾取されているだけ。


息子のために生命保険に入っている母

生命保険殺人。

ドラマではよく耳にする言葉。

ほんとに、生命保険の使い途って殺人くらいしかない。

死んだら家族を養えないから。

確かにそうかもしれない。

でも、大抵のヒトは生命保険のために金を捨てて、豊かな生活を捨てている。

死んだら息子に4000万円入るから。

そういった60代の母は毎月3万円の生命保険を払っていた。

掛け捨て。この条件は70歳になるまで適用されるらしい。

その人は言った。

「今まで払ってきたのにここで止めるなんてもったいない」

いや、掛け捨てですから。

あなた、もう死ぬつもりですか?どうやって死ぬつもりですか?

人間はたいてい思ったより長生きする。死にたくないという気持ちがある。

死にたくても簡単には死ねない。

僕は言った。

「あなたは70歳まで死にませんよ。

その3万円を毎月息子のために貯金してあげてください。

毎月3万円なら一年で36万円。10年で432万円です。

その金を捨てる意味がわからないです。ぜんぜん息子孝行じゃない。

ましてや、70歳になっても保険継続するつもり?

そしたら保険料はもっとずっと高くなるよ。

そのうち、生命保険の支払額より保険料の合計のほうが大きくなっちゃうよ。

しかも仮に死んだとして、息子はもう大きいからそんな大金必要ないじゃん。」

母は解約すると言った。


保険はギャンブルと同じ

ギャンブルや宝くじをやる人をバカにしている者たちに限って、

保険とかいうものに入っている。

あんたら、やってること同じだからね。

医療保険なら、病気になった時のリターンのために毎月の保険料という賭け金を支払っている。自分が病気になることに賭けているというネガティブなギャンブル。

ギャンブルと同じで、期待値は絶対に1を超えない。

場代を取られる。保険会社に。

生命保険は、自分が死ぬことに賭けるギャンブル。

自動車保険は、自分が交通事故を起こすことに賭けるギャンブル。

保険なんて入らなくっても大抵なんとかなるし、

なんとかなるようにできているのが日本という素晴らしい国。

なのに盲目的に保険に入るのは、無知という他ない。

保険に入る時は、是非考えてほしい。

今、自分が恐れていて、保険で回避しようとしている事態が、保険に入る期間中に起こる確率はどの程度か。

起きたときの損失はどの程度か?

確率x損失 と 支払う保険料の総額 とを比べてどっちが大きいか考えてほしい。

まず、そういう事態のことを考えた時にヒトは恐怖心が先行して確率を冷静に評価できない。

損失額は調べようともしない。ネットで検索すればすぐ出てくるのに。

これを考えた時に出てくる結論は、ギャンブルと同じ。

入らないほうがずっと得じゃね???


そうは言っても、僕も保険に入っている。

保険会社は、いろいろな事態の発生確率と損失額を熟知している。

その上で、保険料を決めている。自分達がずっと儲かるように。

でも、発生確率はヒトの個性や事情によって多少異なる。

保険会社は統計的にしか判断しない。(これから先の未来は、個別に判断する傾向が強くなりそうだけど)

今はまだそこを利用することはできる。

このギャンブルの参加者にはバラツキがあって、ギャンブルに参加したほうが得な人たちもごく少数だがいるのだ。

遺伝的にガンになりやすいヒトは、ガン保険に入ったほうが得かもしれない。

自分がせっかちで注意散漫で、自動車事故を絶対に起こすと信じているなら、自動車保険は入っておいたほうが良いだろう。

長期旅行で、絶対に病気になったり、ものを盗まれたり、無くす自信があるなら、旅行保険に入ればいい。

僕は、例えば建物の地震保険に入っている。この地震保険は富士山噴火のときの補償も含まれている。

年間の保険料(賭け金)は建物の価値の1%で、補償は建物の価値の50%。

例えば建物が1億円の場合、富士山が噴火して建物が全壊した場合、1億円の半分である5千万円が支払われる。保険料は1%なので、年間100万円。

つまり、この保険の本質は、50年の間に富士山が噴火したらプラマイゼロになる賭けである。(保険料がずっと変わらない前提)

50年より早くに噴火しちゃったら僕の勝ち。

50年経っても噴火しなければ保険会社の勝ち。

そういうギャンブル。

僕は、富士山はいつ噴火してもおかしくないと考えている。

50年より早く噴火する可能性が、しない可能性より高いと考えている。

なので、この保険に入ったのである。

カジノはホテルが儲かるように、保険は保険会社が儲かるようにできている。

カジノも保険もギャンブルをやっていることをわかっていただきたい。

そして、そのギャンブルをさも当たり前のようにヒトに押し付けるのは本当にやめてもらいたい。

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