リモートで運営している宿泊施設の状況をモニタリングしなければない場面が出てくる。
もちろんプライベートのところに立ち入ることはできないけど、
例えば、入退室チェックや、エアコン、照明、施設周辺の防犯カメラ、
そして騒音。
特に観光地で民泊をやっている場合に一番心配なのは、騒音だと思う。
住宅の中にある施設では周りは一般の民家であることが多い。
旅行者は日常のリミッターが解除されているので、
夜中もお酒を飲んで騒ぎがち。
楽しい仲間と旅行している時は尚更。
そうした問題に対処するために騒音モニターを導入することにして、
費用対効果を色々調べた結果、Webiotを試してみた。
Webiot 公式ページ
ビービット、リクルート出身の人が立ち上げたIoTサブスクの会社。
僕は学生時代にビービットでインターン搾取されいた経験があるため親近感が湧く。
Webiotの価格
月額1000円のゲートウェイを買えば、あとは欲しいセンサーを足していくだけ、
騒音センサーの場合1個月額500円から導入できる。
したがって、最安で月額1500円で騒音モニタリングが可能になる。
Webiotの仕組み
ゲートウェイは3G回線によってインターネット通信をしている。
ゲートウェイとセンサーはBluetoothによって繋がっている。
というシンプルな構造。
使い方も簡単で、見開き2ページくらいの説明書を見ればものの10分で設定できる。
![](http://hitoki.xyz/wp-content/uploads/2022/03/IMG_2275-1024x768.jpg)
この手のセンサーで心配なのは耐久性と安定性。
初めはモニタリングできていてもブツブツと途切れたり、
温度変化等に対応できずにすぐ壊れたり、
測定値がおかしくなったら困る。
今のところ数ヶ月使用しているけど騒音センサーはうまく動作している。
![](https://hitoki.xyz/wp-content/uploads/2022/03/Screen-Shot-2022-03-30-at-19.53.50-1024x500.png)
グラフは既成のものがあって、最大値、最低値、一分間の平均値が見れる。
目的に応じて簡単なアラーム設定もできる。
アラームも、どの程度の頻度で連絡をするか多少オプションがある。
Webiotへの注文
欲を言えば、今後はもう少しグラフの分析機能が向上してくれると良い。
あと、アラームのロジックを利用者側でいじれるようになると嬉しい。
何も考えずにコンセントに刺したら使える手軽さは素晴らしい。
でも、一度収集を始めたら分析したくなるし、
それをしたいからデータを取っているのなので。
CSVダウンロードしてだけしか分析できないとちょっときつい。
なんかAPIが供給されていたりするのかしら?
この会社がどの程度成功しているのか現段階では不明。
あまりニーズ自体がないのであろうか?
こういった機能を自前で準備しようとしたら結構大変だし、
それなりの業者から購入しようと思ったらこんな消費者レベルの金額では手が出させない。
少なくとも競合相手になりそうなものは、日本国内では見当たらなかった。
Webiotはその点、敷居が低くて素晴らしいと思うので、
今後も必要に応じてデバイスを増やしていきたいと思う。
Webiotの代替手段についてのアイデア
本当は騒音モニターくらい、iphoneで実現できたらなーと思うのだが。
使われなくなった古いiphoneで音量を収集して、
施設内のWiFiを通してネット上にデータを送って、
ウェブ上に適当に作ったコンソールで分析する。
こういうのが作れれば、月額1500円といわず、
無料でモニタリングすることはできる。
ただ、iphoneで音量を収集してネットに送信というアプリが存在しなかった。
自分で作るのも馬鹿馬鹿しいのでWebiotを頼ることにした。
そんなアプリがあれば僕なら課金してでもダウンロードして使いたい。
あんまりそういう需要ないのかなー?
需要あるならやりたいんだけど。
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