スカイプはオワコンと言われている。
かつてはスカイプが人と人をつなぐほぼ唯一で最高のツールだった。
中東の砂漠。
なんにもない砂漠の発電所の近く。
仕事をするためだけに作られた無機質な街に住む人たちがいた。
単身赴任で出稼ぎに来た労働者たちだった。
僕はそういう労働者たちと一緒に暮らしていたことがある。
何もない砂漠で、彼らが彼らの世界と繋がっていられたのは、
スカイプのおかげだった。
奥さんや旦那さん、子供と話すその人たちを見て、
一年に一度しか会えないのにこんな砂漠で頑張れるって、すごいなあと思った。
それは、スカイプがその間、家族を繋いでいてくれたからだ。
ちなみに、そこに一緒に暮らしていた僕はただの物好き。
僕もスカイプがあったから、今の仕事があると思う。
世界中を飛び回っていながら、日本の友人と話し、
ビジネスを始めることができたのは、スカイプのおかげで、
スカイプがなければ、今ここにいない。
スカイプは何を間違えたか、マイクロソフトの傘下になってオワコン化した。
今や、本来のスカイプはTeamと名を変え存在していない。
かつてスカイプがしてくれていた役割は、
ZoomやWhatsApp、Messenger、LINEといったアプリが務めてくれている。
では、スカイプは死んだのか?
全然死んでなかった。
生まれ変わって、
海外に電話する時に最高にお得な手段となっている。
Skype 公式ページ
海外に電話する必要なんかあるの?
本当にそう。無くなって欲しい。
でも、まだめちゃめちゃ必要あるのだ、、。
海外でビジネスしてると否が応でも必要になる。
日本で未だに電話やFAXが馬鹿みたいに使われているのと同じ。
基本、電話できなければ始まらないサービスは結構多い。
日本から香港に電話しようと思ったら普通、国際電話は馬鹿げた金額になる。
でもSkypeを利用すれば、
国内電話しているのと変わらない金額で国際電話ができる!!
その仕組みは、IP電話とローカル電話を繋いでいる技術によるものと思われる。
Skypeはユーザーに海外ローカルの電話番号を付し、使用可能にしてくれる。
日本国内と香港間はSkypeのIP電話技術を使って通信し、
香港内のローカル番号同士で電話通信が行われるような設定にしていると思われる。
ユーザーが請求されるのは香港ローカルでの通話料金だけだ。
Skypeのおかげで、
普通だったら香港にいないととてもじゃないけどできない仕事が、
日本にいても大方片付いてしまった。
例えば、銀行や決済関係のサービスについて、
現地のスタッフと電話でやりとりすることも簡単だ。
香港の店舗に、例えば在庫確認の電話をすることも、
電話料金を気にすることなく気軽にできる。
Skype まじ ありがとう。
世界から電話が消えるその日まで、
引き続きお世話になるかと思います。
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