ルームサービス、ケータリング、デリバリーサービスの新規提供

宿泊飲食業のこと

当館は食事をお楽しみ頂く小さなホテルとして、国内旅行客をメインに18年経営しております。ご予約下さったお客様にディナーと朝食をご提供しています。お客様は県外の日本人旅行者が9割を超え、一部外国人が来訪下さるという状況です。 

先般の新型コロナウイルスの影響で、緊急事態宣言が発令され、外出自粛が求められる中、主要顧客であった県外日本人旅行者の予約がほぼゼロになり、事業転換を模索しております。

この図は、株式会社星野リゾートが提供する2018年時点での日本の観光産業マーケット規模内訳です。インバウンド需要消失が問題視されていますが、日本人による国内観光需要は大きいことがわかります。

新型コロナウイルスの感染者数は現在減少傾向にありますが、今後も長期に亘り遠隔地からの旅行者数は低水準で推移していくと予測しております。インバウンド需要の回復にも時間がかかります。

しかしながら、海外旅行や遠出が難しくなることで、日本人観光客の動向は大きく変化すると考えています。まず、今まで海外旅行をしていた1.1兆円分の消費ニーズが国内を向くようになります。更に国内でも以前は遠出をしていた観光客が、近場の旅行先を選択するようになります。その結果、東京から90分でアクセスできる富士河口湖町は日本人旅行客を中心として再び一定の需要が戻ってくると予想しています。当館は洋館スタイルでフレンチ創作料理を提供しており、富士河口湖町の宿泊施設の中でもユニークなコンセプトで運営しておりますので、その個性を最大限に活かし、国内観光客へ一相魅力的なサービスを訴求していく方針です。

地元の消費活動も大きく変化しつつあることを実感しております。まず、テイクアウトが一般化しました。今後はデリバリーやケータリングもより身近なサービスになっていくと考えます。

近場で、ちょっとした贅沢を楽しみたい。でも、できるだけ他者と接することは避けたい。そうした新しいニーズにお答えするため、弊社では以下の経営方針を考えており、これを実現する体制づくりをしたく存じます。

  • 非対面型ビジネスモデルとしてのルームサービス、ケータリング、デリバリーサービスを開始し、お客様の変化するニーズに応える。
  • 地道な販路開拓のため、上記サービスを、店頭広告、ホームページ、折込チラシ広告、ポスティング広告、インターネット広告、SNS広告等を活用し宣伝する。
  • これら取り組みにより認知度を向上させ、より付加価値の高いサービスであるレストランディナーや宿泊、施設のイベント利用へとつなげる。
  • 非対面型サービスとしてのルームサービス、ケータリング、デリバリーサービスを開始し、お客様の変化するニーズに応える。

具体的計画:

当館ではご入浴の際に貸切露天風呂を利用できます。お食事さえ個室で提供できれば、他のお客様と同じ空間を共有せずに滞在を楽しむことが可能となります。お食事をすべてルームサービスで提供し、できるだけ他者との接触を避けたいお客様のニーズに応えていきます。

ルームサービス提供用に部屋の家具備品を新調し、お食事を提供できる機材を購入します。例えば、料理を置ける専用の棚、料理を覆うカバー、料理を運ぶトレイ、食事用のテーブルや、専用のカトラリーなどが挙げられます。ルームサービスで美味しく頂ける専用メニューも開発します。

同様に、自宅でホテルの食事を楽しみたいというニーズに応えるため、ケータリングやデリバリーサービスを開始します。サービス提供に必要となる専用の食器、備品や調理器具を購入し、食材を配達できるよう車に収納ケースを設置します。冷めても美味しく召し上がって頂けるようなケータリングやデリバリー用メニューを開発します。

上記サービスを、店頭広告、ホームページ、折込チラシ広告、ポスティング広告、インターネット広告、SNS広告等を活用し宣伝する。

店頭看板制作、チラシ制作、チラシ印刷、周辺地域へ自社スタッフによる配布、他店施設チラシ設置依頼、ポスティングや新聞折込によるチラシ配布、ホームページ制作、インターネット広告(Instagram、LINE、Google、食べログ、宿泊予約サイト各種)を行い、周知します。

チラシ配布は主に地元のお客様に新サービスの存在を知って頂くことが目的です。インターネット広告は日本国内に住む潜在的なお客様に対し、広く新サービスを訴求することが目的です。

この事業計画で始めたケータリングは、ネットで売り出したこともあり、検索に引っかかるようで、

近隣の宿泊施設や住民から注文が入るようになった。

今後、注文をもっと多く受けられる体制づくりをしていきたい。

ただ、今人員を揃えても注文には並があるので、

安定的に受注を受けて、体制を整えるにはまだ時間がかかりそう。

当面は今の体制でやりくりべきだと考えている。

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