日本に帰ってきてからもう20ヶ月くらい経ったわけだけど、
ずっと補助金関係のことばかりやってきた。
コロナ禍は悲惨で、補助金が無ければ凌ぐことは難しかった。
補助金や助成金にはとても感謝している。
一方で、補助金をもらうことばかり考えて、柔軟な経営ができなくなっているようにも思う。
この出費は補助金が出るから買う。
これは補助金が出ないから買わない。
意思決定の前提に補助金がまず来てしまったら本末転倒。
僕が思っていた以上にコロナ禍は長引いて、
その間に、10を超える色々な補助金、助成金、協力金が出された。
特に僕がメインにしている飲食業や宿泊業への支援は手厚くて、
さまざまなサポートが受けられた反面、その事務作業は膨大だった。
社会保険労務士という資格はそういう事務作業で日銭を稼いでいることを知った。
本業自体需要が消失して暇だし、
外注して社会保険労務士みたいな人たちに手数料払うのはバカらしいので、
僕は全部自分で補助金関係の事務作業を行なった。
結果、仕事の大半が、それに終始してしまった。
コロナ禍でなくとも、
田舎では補助金を有効に活用して事業をしていくことが大切のようではある。
でも、本来は補助金などなくても自力で生き抜いて成長していくことが、
あるべき企業活動ではないかとも思っている。
そろそろ補助金暮らしにも飽きてきた。
夜明けは近い。
準備をしておく必要がある。
コメント