ねっぱんvs手間いらず

宿泊飲食業のこと

いろんな予約サイトの設定と予約状況を一元管理するサイトコントローラー。

日本では主に、ねっぱん、手間いらず、ベッツ24、リンカーンが使われている。

この中でベッツ24は一番安いらしけど、カスタマーサポートが充実していないので、

候補から除外。

リンカーンは比較的高額なシステムで、大きなホテルが使うもの。

小さなホテルにはちょっと高い。

サイトコントローラーは非常に脆弱なシステムで、

無数にある予約システムへのIDとパスワードをシステム管理者に渡し、

コントローラーがアクセスすることで、価格情報、予約状況のデータ取得と設定をする。

各予約サイトは積極的にAPIを提供しているわけではないから、サイトに合わせて連携方法は異なっているし、サイトが仕様を変更したらすぐに不具合が出る。

したがって、サイトコントローラーにはどうしても人力に頼る部分があり、カスタマーサポートの手厚さと迅速さは重要なポイントとなる。

複数の予約サイトを利用するときに、絶対に避けなければならないことが2つある。

満室時のダブルブッキングと、価格設定のミス。

客室数が少ない、ましてや1しかない貸別荘や民泊のような場合は、

ダブルブッキングが起こることは致命傷。

操作をミスってあまりに安い値段で売ってしまうと大赤字をしてしまうのでこちらも常に気をつける必要がある。

日本でメジャーなサイトコントローラーは「ねっぱん」と「手間いらず」

両者の比較において、僕は「ねっぱん」を選択した。

連携サイト

連携できる予約サイトは、当たり前だけど多ければ多いほどいい。

それがサイトコントローラーの価値なのだから。

ねっぱん

ねっぱん連携サイト

じゃらん、るるぶ、楽天、トクー、yahooトラベル。

主な日本の予約サイトは全部連携できる。

加えて、Airbnb, Booking.com, Tripなどメジャーなサイトにも対応している。

手間いらず

手間いらず連携サイト

日本の主要予約サイトは全部連携できる。

海外の予約サイトもしかり。

連携できるサイトの数は、手間いらずの方が多い。

ただ、ねっぱんは最低限必要なものは揃えている。

価格

ねっぱん

初期設定50000円。(お願いするとゼロになるかも)

5施設以下、月額5000円

6施設以上、月額8000円

手間いらず

初期費用50000円。

10施設以下のホテルで、月額22000円。

それ以上だったらもっとかかる?

ねっぱんより高いことが明確なので、サイトでは表示していない模様。

価格で比較すると、ねっぱんはとてもリーズナブル。

特に部屋数が少ない民泊みたいな施設では、手間いらずは候補にならない。

使い勝手

主観的だが、

使った感想として手間いらずのシステムはダサくて古い感じ。

まるでウィンドウズXP時代のエクセルを使っているような感じ。

そのデザインのまま、あまり進化していないことに不安を覚えた。

ねっぱんも大して変わらないのだが、少なくともデザインは手間いらずよりマシ。

備えている機能についてはほとんど同じ。

でも、手間いらずの方が直感的にわかりにくく、手間が要ると感じた。

僕がねっぱんを選んだ理由は、価格の競争力だけでなく、

もっとも重要な機能が手間いらずにはなかったこと。

グループ機能である。

僕らは現時点でも、5つの宿泊施設を運営している。

それらをセントラル管理しているので、

一つのパソコンでログインログアウトをするのは馬鹿馬鹿しい。

一つのアカウント、パスワードで全施設の状況を把握したかった。

ねっぱんはこの機能を備えていた。

手間いらずには無かった。

この条件は日々の運営にクリティカルなので、

この時点で選択の余地がなかったというのが正直なところ。

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