やる気がない人との仕事の仕方

日々考えていること

自分がめちゃめちゃ頑張っているのに、あの人は全然仕事をしてない。

サボっている。遊んでいる。

ずるい!!

組織で働いていると、この感情を抱いたことがある人は多いと思う。

商社ではWindows2000と言って、

窓際に座って仕事もせず新聞を読んでいるおじさんが年収2000万円もらい、

その横のデスクでは年収500万円くらいの若手が深夜までバリバリ働いている光景が日常だった。

日系企業の問題点の一つは、給料システムが横並びで硬直的な一方、仕事の範囲が非常に流動的なので、一部のデキる社員に大量に仕事がアサインされるという偏りが発生することである。

かつて新入社員だった僕のインストラクター(女性)は、よく口を開けて寝ていて仕事を全然していなかった。

そのくせ、帰る時間は遅い。

その人は、会社のルールを踏まえた上で、最も合理的な行動をしていた、ある意味優秀な人間だった。

つまり、9時ー5時は働いても仕方が無いので寝る。またはダラダラして昨晩のデートの疲れを癒す。

5時以降は残業代が出るので急に仕事をしている感を出す。

この振る舞いは俗に、生活残業と呼ばれていた。

その当時、僕は正義感の塊で、隣で涎を垂らしているインストラクターが許せなかった。

いや、その人の意図がわかりすぎており、自分も残業しがちの同じ穴の虫だったから、同族嫌悪で許せなかったのかもしれない。

流石に寝てはいなかったが。

どこにいてもサボるいい加減な人はいる。

真面目にせっせと働く人もいる。

組織において近くにいる人がサボっていると、猛烈な怒りを覚える。

それが組織を去る最大の理由になることもある。

実際に僕の会社でも、こうした問題が起きた。

これは横並びが好きな日本人の性なのだろうか。

頑張ってないやつは村八分。昔からそうだった。

サボっている人はそう見えないように振る舞っていても大体わかる。

気の緩みからくるサボり臭は必ず漏れ出している。

本人はバレていないと思っていても、周りは敏感に感じ取っている。

そいつのサボりを。

サボっている人は結果、組織を腐らして弱くする。

だから、サボっている人はできるだけ組織から排除したい。

下位10%の社員をバンバンリストラできる外資企業はこういう人をさっさと切れるから強い。

日系企業は労働法で守られている社員をリストラするのが難しい。

窓際族を飼う余裕は無いが、組織では一定数必ず湧いて出てくる。

これが社員の給料水準を上げることを躊躇わせる要因にもなる。

サボる人をどうすれば良いか。

処遇をそれ以上あげないことは当たり前として、

少しでも働かせられるところに配置するしかない。

その人が自発的に行動しない人間なら、

シフトに入れ込んで強制的に動いてもらう兵隊になってもらうしかない。

それは組織としては赤字かもしれないけど、まだマシである。

周りの社員を救うという意味において。

バリバリ社員がサボり人を組織に見つけてしまった時。

どうか、無視して頑張って欲しい。

その一瞬を切り取れば、理不尽な状況かもしれない。

でも、仕事で得られるものは、金銭だけではない。

プライド、自尊心

周囲の称賛、感謝

経験、能力

サボり人との比較で自分の人生を決めるのではなく、

自分の生き方だけにこだわって人生を突き進んで欲しい。

そっちの方がずっと楽しく、気楽で、面白いから。

サボっている奴がサボっている時にしていることなんて、大抵くだらないこと。

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