貯めるのを辞める理由
1.新型コロナでそもそも飛行機に乗る機会ない
2.平常時は特典航空券を希望どおり予約することは無理
3.不要なサービス必要ない。LCCのほうが割安だし、自由
4.そもそもマイルのコスパ良くない
5.マイルの有効期限がくる
新型コロナが流行る前までは、頻繁に飛行機に乗っていた。
年間100本乗る年もあった。
飛行機恐怖症なので、乗るたびにいつも震えていた。降りたら必ずお腹を壊した。
よく耐えれていた僕。
関係ないけど不思議だったのが、離陸の時必ずいつも寝落ちした。
気圧の影響だろうか。
そんな感じで飛行機は電車くらいの感覚で乗っていたので、当たり前のようにマイルを貯めていた。香港にいたから基本はキャセイパシフィック航空。
キャセイはワンワールド系列なので、スターアライアンス系の時はANAのマイルを貯めた。
特に考えもなく、クレジットカードもマイルが貯まるやつだけを使っていた。
僕はキャセイの最上級であるダイヤモンド会員になっていたので、いろんな優遇サービスを受けられたのは楽だった。
優遇サービスの内容
飛行体験の始まりから終わりまでリストアップすると、、
・座席保証されているので、どんなに混んでいても満席で予約できないということがない。
・チェックインカウンターは優先レーンなので、待ち時間なし
・荷物をたくさん預けられる。別に必要ないけど。
・イミグレに行く前に優先ゲートを通れる。香港空港はこっちのが遅い時もある。
・イミグレを通ってからラウンジに行くまでのゴルフカート。慣れるまでちょっと恥ずかしい。
・ファーストクラスラウンジでは15分マッサージを無料で受けられたし、
・レストランではナプキンを敷いて、メニューから好きな料理や飲み物を注文できた。
経営が傾く前のキャセイのファーストラウンジの料理は普通に高級レストラン並に美味かった。しかも定期的にメニューが変わったので飽きることがなかった。あそこに女子を連れていくだけで、まあまあモテると思う。飛行機に一緒に乗る仲の時点で、もうそういう特典は必要ないのだけど。
・搭乗は優先なので、時間ロスなし。忙しいビジネスマンには最高。
・エコノミークラスの席を買っていても、2回に1回はプレミアムエコノミーかビジネスにアップグレードされた。大体往復のフライトでは片道アップグレード
・到着したら荷物も早く出てくる。イミグレ通った後、バカみたいに荷物が出てくるのみんなで待つ必要なし。
・で、結構重要なのが、急な予約変更などの時、すぐに対応してくれる専用電話ラインがある。
・トラブルが発生したときの対応も早いし丁重に扱われる。スーツケース壊れたと文句を言ったときは、こちらの言い値で即弁償された。
こうやって書くとステータス高いと、快適になる特典結構あるかも。。笑
唯一面倒だと思っていたのは、フライト中何人もフライトアテンダントの人たちが挨拶に来て、映画を見ているのに毎回ヘッドフォンを外さねばならぬストレスくらい。
でも、もうマイル貯めるのやめます。
100歩譲って飛行機に乗るとき、ついでにマイルを貯めるのはまだ良いと思う。
ただ、クレジットカードでまでマイルを貯める必要はない。
陸マイラーとかいう人達のことは理解できない。
更に、修行僧とかいう人達のことはもっと理解できない。
今まであんなに頻繁に飛行機に乗っていた自分はもっともっと理解できない。
新型コロナの時代になって、強烈に実感したこと。
もう飛行機そもそも乗る必要ないじゃん。Zoomでいいじゃん。
どうして対面で会うために移動する必要があろうか。いや、無い。
時間も費用もコスト高すぎ。
今まで、出張して仕事をした気になってたオジサンたちにとっては冬の時代になるだろう。
たまにしか飛行機に乗らないなら、上に列挙したサービスすべて不要。
飛行機はある場所からある場所まで移動するために存在している。
移動が価値の基本なのであって、それ以外のものはだいたい無駄。
費用対効果に見合っていない。
移動するだけならLCCで十分なのである。
LCCで良いならそもそもマイル貯める必要ない。
好きな時にパッと片道だけ買って、ぱっと乗って、
帰りも帰りたい時に買って帰ってくれば良いのである。
マイルは何十万マイルと貯まっていたけど、使い途が殆どなかった。
世の中にはマイラーという存在が多すぎて乗りたい時に特典航空券は予約できないので、ビジネス利用では買うしかない。
プライベートで旅行に行くにしても特典航空券のために何ヶ月も前から計画とかできないし、したくない。
というか、仕事で飛行機乗りまくってたので、プライベートでわざわざまた嫌いな飛行機に頑張って乗りたくない。
僕の休暇はもっぱら電車かバスか船に乗っての中国への旅行だった。
日本に戻ってきた今も、別に自家用車で行ける範囲にたいていのものはあると思う。
そんなうちにマイルの有効期限が来るので、結局、非常に悪い還元率でその辺の店で使えるポイントに交換していた。
マイルはコスパが悪い
クレジットカードには使った金額の1%還元してくれるものがゴロゴロある。
高還元率で節約に役立つおすすめクレジットカードランキングTOP10
100万円使ったら1万円戻ってくる。
マイルのクレジットカードも、だいたい1%くらいでたまる。
100万円使ったら1万マイル貯まる。
僕がよく使う香港ー日本往復便は、ANAの場合2万マイルくらい使えば乗れる。
2万マイルは200万円あれば貯まる。
ANAはLOWシーズン、HIGHシーズンの差しかなく固定なのでまだ良いほうだけど、キャセイは需要によって必要マイル数が変わるので、3万〜5万マイル必要なことがザラであった。
こうなると、300〜500万円使って一回乗れるか?っていう計算になる。
で、残念ながら、2万マイルだけじゃ飛行機に乗れないわけです。
結局、燃油サーチャージとか空港使用料とかは別で取られて2万円くらい現金を払うことになる。
つまり計算としては運が良くてクレカ使用200万円+実費2万円で一回飛行機に乗れるということ。
高い時はクレカ使用500万円+実費2万円必要。
一方で、LCCの香港−日本往復便はサーチャージ等コミで4万円未満で買える。3万円切ることもある。
1%還元クレジットカードなら、300万円使えば3万円戻ってくるので、このお金を使えばLCCに乗れちゃう。
つまりクレカ使用300万円+実費0万円だから、断然コスパがいい。
マイルクレカによるマイル便 vs 現金還元クレカ & LCC
200〜500万円クレカ使用+実費2万円 > 300〜400万円クレカ使用+実費0万円
(但し一点。たくさん荷物を運ぶ人は、LCCは追加料金が高くつくので、お得度が下がる。ミニマリスト最高!)
そして、LCCのチケットは大体いつでも買えるのだ。
なら、飛行機に乗るとしても、キャッシュ還元のクレジットカードを使って戻ってきた金で必要な時にチケットを購入したほうがずっと自由度が高い。
LCCに乗る必要がなければ、別の使い途でもいい。
だって現金なんだから!
それにマイルが貯まる系のクレジットカードはそれなりに高い年間利用料がかかるので、これも隠れたコストになっている。
結論として、単純にキャッシュ還元のクレジットカードを持ち、LCCに乗ったほうがコスパが良いし自由度が高い。
映画を見たければ、見たい映画をIpadにダウンロードして飛行機に持っていこう。
座席にくっついた小さな画面で、わざわざ限られた選択肢の中から妥協した作品を選ぶ必要はない。
飛行機の中で不味い飯なんてもっと食う必要ない。
寝よう。
席の幅とか、LCCでも対して変わらない。痩せればいい。
最もうざいのが、マイルの有効期限。金ならいくらでも使い途があるのに、マイルは飛行機に乗ることに使い途が限られている。他のものに使おうとしたらレートが極端に悪くなる。
唯一ちょっと使い途があるかもしれないのは、ビジネスクラスやファーストクラスへのアップグレードにマイルを使う方法。でもダイヤモンド会員は勝手にアップグレードされるのでわざわざ使う必要なかった。
好きな時に使えないし、使い途もないので、マイルの有効期限はすぐやってくる。
マイルを使うために急かされて予約し、結局予定が合わずに無駄にしたり、たまたま空席があった行きたくもない場所のチケットを手に入れたりしたら本末転倒。
なぜ行動の自由をマイルに支配されねばならぬのか。
ということで、僕はマイルを貯めるのをやめます。
つらつら書いたけど、フラグシップなんかにお金を気にせず乗るほど余裕が無いだけです。
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