成果を出せない人が持っている要素

どんどん成果を出す人がいる一方で、

いつまで経っても、うだつの上がらない人がいる。

前者はどんどん結果を出して進んでいく。

後者はいつまで経っても大して変わらない。

この言い方は語弊があるかもしれない。

前者は、これだ、と言える明確な結果を残す。

後者もまた、何某かを生み出してはいるんだろうが、パッとせず記憶に残らない。



両者ともに五体満足な人間だ。

見た目に差などない。

だけど、生き方のスタンスというか、マインドセットのようなものが、

はっきりと異なっていて、

その差は少しずつ、そして次第に大きくなっていく。

後者のような人を長年観察してきて、いくつか気づいたことがある。

その性質を短い言葉で現すのなら、それは、

怠惰

あるいは、

逃避

こういう人のことを 怠惰人 と名づける。

コミットしない

怠惰人は、コミットしない。

というか、できない。

無理やり約束させてみても、期日通りに期待通りのモノは出てこない。

いつまでに何かをする、という約束ができないのは、

つまるところ、怠惰だから。

これはビジネスパーソンにとっては致命的である。

仕事というのはテンポ良くバトンを渡してリレーするようなもの。

一人、めちゃくちゃ遅い人がいたら、競争に参加することはできない。

怠惰人は、締め切りはできるだけ遅い方が良い、と考える。
できるビジネスパーソンは、締め切りを可能な限り早く設定する。
人生を早く先に進めたいから。

僕はビジネスパーソンには依頼された仕事にどう対応するかで、

1〜4流が存在すると考えている。

1流は、期待を超えた仕事をする。質またはスピードで期待を超える。
2流は、仕事を締切通りに終える。
3流は、仕事を少し遅れて出してくる。
4流は、仕事を完遂しない。

1流以外は、あんまり遠くへは行けない。

他人に優しい

怠惰人は他人に優しいという性質を持つ。

付き合いが短い人は、怠惰人のことを寛容だと誤認する。

実態、優しいのは、自分ができていないから。

自分が自分に甘いのだから、他人に指導などできない。

ましてや、厳しくできるわけがない。

本気を出していない

俺はまだ本気をだしていない。

怠惰人は、常にまだ本気を出していない気分でいる。

成果が出ていないことの釈明を、本気度に置く。

自己が本気を出したときの身の程は知りたくないため、

いつまで経っても敢えて本気は出さない。

このため、自分がこなせる仕事の量と、かかる時間を把握できていない。

締切間近になってゴソゴソ動き出す

できるだけやるべきことを先送りしたい、という思考を持っている怠惰人は、

宿題を夏休み終わりまでほとんど手をつけない。

試験勉強は、当日1、2日前から焦り始めて一夜漬け。

結果、中途半端に終わる。

自分の実力を正確に把握できていないので、スケジュール通りに物事を完遂できない。

締切間近になって追い込まれる状況にならなければ、動けない

自ら行動を起こすことが苦手で、全てが遅い。

ロードマップを作ることができない

上記、すべてを原因として、

怠惰人は、いつまでにこれを成し遂げる。

というような目標を掲げることができない。

怠惰人は当たり前だが、リーダーにはなれない。

その怠惰人は素晴らしいスキルや才能を持っているかもしれない。

しかし、怠惰であるという性質のために、

スキルや才能が、花開くことは期待できない。

こういう人がビジネスパートナーだと、疲れる。

気持ち良いリレーができないから。

どこかに行くためには常に、前から引っ張るか、後ろから押してやらねばならない。


だから、

怠惰人は何もなさずに時間を浪費して老いる。

僕は、そうはなりたくない。

怠惰人と併走することは、長期的には、足を引っ張られるので生産的ではない。

怠惰人はあんまり変わらない。

変わることにも怠惰だから。

死ぬまで本気を出さないから。

一歩引いて付き合うのが良い。

怠惰の性質は、成功には全く必要ないものだ。


逆に言えば、怠惰人の性質の真逆ができれば、人は成果を出せる。

1。コミットする。

2。自分にも他人にも厳しい

3。いつも本気を出す

4。余裕を持って行動を始める

5。ロードマップを作る。


ロードマップは、目標と読み替えても良いと思う。

他人から見てわかるような成果を出せない人に、

人も、金も、仕事も集まってくるわけがない。


だから、2023年の目標は、そういう人と距離を取ること。

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