資本主義で成功しようと思ったら、
効率性に敏感すぎるほど敏感になる必要がある。
費用対効果、時間対成果
シビアに判断して、もっとも効率的な方法にリソースを投下しないと、
期待以上の成果など望むべくもない。
例えば、CO２問題を解決するために原子力発電所を建設すること。
逆に悪しき例としては、みんなでビニール袋の受け取りを拒否すること。
メルカリやヤフオクで中古品を売るのは、
費用対効果を無視する馬鹿げたビニール袋行為である。
そんなことに時間を使うくらいなら、
何倍も効率が良い稼ぎ方はいくらでもある。
家にある中古品を売るようなことは、
仕事としてはしてはいけない。
わかっちゃいるのだが、メルカリやヤフオクを使っている自分がいる。
単純に、費用対効果がどう、とかではなく
まだ使えるモノを無下に捨てたくない。
誰かに使ってもらって、この世に存在する意義を全してほしい。
そういう強烈なMOTTAINAI的感情に突き動かされている。
僕はモノを極力所有したくない。
できれば全部手放したい。
でも周りには何らかの理由で僕の所有物として流れ着いた、
ほぼ新品のモノ（大抵が貰い物）が沢山あった。
そういうモノを捨てずに、一つ一つ誰かに売って、手放していくことは、
密やかな喜びだった。
これは多分、趣味みたいなものなんだと思う。
多くの所有物たちは一年と経たないうちに、大体売れて去っていった。
今の僕は香港から帰ってきた時よりさらに身軽になっている。
手元に残っているのは、売るのも憚れられる、
お気に入りの使い古されたモノばかりだ。
僕の問題は、
モノを処分したすぎて、
所有したくなさすぎて、
新しいモノを買う気が起きないこと。
自分では所有したくないから、
最近は人にモノを買ってあげている。
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